ADVERTISING REPORT

Meta広告 運用レポートと今後の改善計画

不動産購入おまとめローン 9月度
対象期間
2026年9月1日 〜 9月30日(10月2日までの状況を含む)
作成日
2026年10月3日
作成
株式会社ビズム
提出先
株式会社中央住地 御中
01
このレポートの要点
Summary

9月のLINE登録は12件、1件あたり7,609円でした。8月の35件・2,656円から、件数・単価ともに悪化しています。前回のレポートで「全体の評価は9月の実績で行う」とお伝えしていましたが、その9月は良い結果ではありませんでした。

9月の悪化は、前半と後半で原因が異なります。前半(9月1日〜17日)は、広告をクリックしてLINEのボタンまで進んだ方が、新しいお友だちになっていない状態でした。後半(9月18日〜30日)はこれが解消し、代わりに広告のクリックを取るコストが上がっています。

前半の原因には、9月17日に手を打っています。すでにLINEのお友だちになっている方に、広告が繰り返し届いていたと判断し、配信の対象から外しました。その後、クリックした方が新しく登録される割合は3.5%となり、8月(4.1%)と同じ範囲に戻っています。件数が少ないため、10月の数字で引き続き確かめます。

後半の課題は、広告の入口の強さです。9月は新しい切り口を3つ検証しましたが、いずれもクリックの取りやすさで、8月まで配信していた「おまとめ」の広告に及びませんでした。1クリックあたりのコストは、8月の109円に対し、9月後半は201円です。

10月2日から、入口が最も強い「おまとめ」の広告に切り替えています。前半の原因を取り除いた状態で、最も反応の取れる広告を配信する組み合わせです。まず目指すのは、8月の水準(1件2,600円前後)への回復です。初日の数字は、1クリックあたり144円・LINE登録2件でした。1日分のため評価はまだ行わず、10月中旬に判定してご報告します。

02
9月の実績
Results
期間 消化金額 表示回数 クリック率 表示単価 クリック単価 LINE登録 登録単価
停止前 9か月通算778,317178,2464.21%4,367104816954
2026年7月88,02028,6713.18%3,07096491,796
2026年8月92,96028,1613.02%3,301109352,656
2026年9月91,30441,2301.49%2,215148127,609
 うち前半 9/1〜9/1751,13224,8311.67%2,059123510,226
 うち後半 9/18〜9/3040,17216,3991.22%2,45020175,739
金額は円。数字の取り方は前回のレポートと同じです。表示単価は1,000回表示あたりの金額、クリック単価は消化金額をリンククリック数で割った値、LINE登録はLINE側の友だち追加の実数(Meta広告経由の新規登録。同じ方の再登録は含めていません)です。前半と後半の区切りは、配信の対象を見直した9月17日夜としています。

前半の5件・10,226円に対し、後半は7件・5,739円です。後半は前半より改善していますが、8月の水準にはまだ届いていません。

03
9月に分かったこと
Findings

広告から登録までを「入口(広告がクリックされるまで)」と「クリックの後(LPを見てLINEに登録されるまで)」の2つに分けて確認しました。前半はクリックを取るコストが8月に近く(123円)、落ちていたのはクリックの後でした。後半はクリックの後が戻り、クリックを取るコスト(201円)が課題になっています。

分かったこと 1前半は、LINEのボタンまで進んだ方が新しいお友だちになっていなかった
8月9月前半9月後半
クリックした方がLPを表示できた割合94.7%89.2%90.5%
クリックした方がLINEのボタンを押した割合15.3%11.8%11.0%
LINEのボタンを押した方1304922
そのうち新しく登録された方3557
ボタンを押した方が新しく登録された割合26.9%10.2%31.8%
クリックした方が新しく登録された割合4.1%1.2%3.5%

とくに9月1日〜6日は、8月と同じ広告・同じ配信対象のまま、LINEのボタンを押す方の割合は8月と変わらず(15.7%と15.3%)、押した方が新しく登録される割合だけが26.9%から6.9%へ落ちていました。8月は押した方の約4人に1人が新しく登録されていたのに対し、この6日間は約14人に1人です。広告やLPが原因ではないと判断した根拠です。

LPやLINEの設定はこの間変えておらず、ボタンからLINEへの移動も正常に動いていることを実機で確認しています。そのため原因は、すでにLINEのお友だちになっている方に、広告が繰り返し届いていたことと判断しました。7月の再開から同じ配信対象に2か月半配信を続け、その中でご登録いただいた方が増えていたためです。すでにお友だちの方がボタンを押しても、トーク画面が開くだけで、新しい登録にはなりません。

9月17日夜、過去にLINEのボタンを押した方(直近180日)を配信の対象から外しました。前回「配信対象は変更しない」とお伝えしたのは年齢・表示場所・端末・性別の4点で、今回の見直しはそれとは別に、すでにお友だちの方を外す設定を加えたものです。

見直しのあとの9月後半は、ボタンを押す方の割合は11.0%に下がり、押した方が新しく登録される割合は31.8%へ上がりました。すでにお友だちの方の押下が減った形で、見直しの狙いどおりの動きです。全体で見ると、クリックした方の登録率は3.5%で、8月(4.1%)と同じ範囲にあります。件数が少ないため、10月の数字で引き続き確かめます。

この設定は、今後も続ける方針です。配信を続けるほどご登録いただいた方は増えていくため、外す対象も自動で増えていく仕組みです。

分かったこと 2入口の強さは切り口で大きく変わり、「おまとめ」が最も強い
配信期間広告の切り口クリック率クリック単価
9/1〜9/6おまとめ(8月まで配信していたもの)3.48%94円
9/7〜9/13ご家族の帰宅シーン0.87%143円
9/14〜9/19おまとめ(写真を新しくしたもの)2.66%152円
9/20〜9/26ほかのお支払いがあっても検討できる1.12%168円
9/27〜9/30車のローンがある方も検討できる1.24%316円

9月は、8月度のレポートでお伝えしたとおり、広告を1つずつ入れ替えながら検証しました。新しい切り口として、ご家族の情緒に訴えるもの、ほかのお支払いがあっても検討できることを伝えるもの、車のローンをお持ちの方に向けたものの3つを試しています。

3つとも、クリックの取りやすさで「おまとめ」の広告に及びませんでした。表示される場所の違いを揃えて比べても、同じ結果です。たとえばInstagram(フィード・リール・ストーリーズ)での表示に限ると、おまとめ(写真を新しくしたもの)のクリック率2.98%に対し、ほかのお支払いの切り口は2.14%、車のローンの切り口は1.45%でした。

一方で、後ろの2つの切り口は、クリックした方が登録される割合では悪くありませんでした(9月後半の登録7件はすべてこの2つの期間)。クリックの後は戻っており、残る課題は入口にあります。入口の強さでは「おまとめ」が一番であることを、今回の検証で確認できました。

なお、9月19日と27日の入れ替えは、入口が弱かったためではありません。写真を新しくした「おまとめ」で入口は戻りましたが、停止前の水準に近づけるには、商品の説明だけでなく「どんな方が検討できるか」を伝える必要があると考え、条件を示す2つの切り口を試しました。結果は表のとおり入口で「おまとめ」に及ばず、この結果を10月の作り方(04の第2段階)に反映しています。

前回ご案内した2点のうち、「知っているかどうかで選択肢が変わる」という切り口は、LPの冒頭の言葉と対応していないため、使わないことにしました。「まず相談から」と入口のハードルを下げる切り口は、第2段階で「おまとめ」の型に組み合わせる候補とします。

04
ここから何をするか
Action Plan

9月の検証で、「クリックの後」は配信対象の見直しで戻り、「入口」は「おまとめ」が最も強いことが分かりました。10月はこの2つを組み合わせたところから始めます。

第1段階 「おまとめ」の広告で基準の数字を取る10月2日 着手済み

10月2日から、8月まで配信していた「おまとめ」の広告に切り替えています。配信対象の見直し(9月17日)、予算、そのほかの配信の設定は変えていません。

この組み合わせは、これまで一度も配信していません。9月17日に配信対象を見直したあと、「おまとめ」の広告が配信されたのは直後の2日間だけで、それも写真を新しくした別の版でした。8月まで配信していた版を、見直し後の配信対象で回すのは今回が初めてです。この組み合わせで出る数字が、今後新しい広告を判定するときの基準になります。

この広告は9月上旬に止めて約4週間空けており、配信対象も見直しているため、再度配信しても反応が取れると見ています。まず目指すのは8月の水準(1件2,600円前後)への回復です。停止前の954円に近づけるには、入口の強さを保ったまま訴求を強める必要があり、それが第2段階以降の役割です。

初日(10月2日)は、クリック率2.82%・1クリックあたり144円・LINE登録2件でした。クリック率は8月(3.02%)に近い数字ですが、1日分のため評価はまだ行いません。LINE登録が10件ほどたまる10月中旬に判定し、ご報告します。

第2段階 「おまとめ」の型をもとに、次の広告を作る10月中旬 〜

次の新しい広告は、切り口を大きく変えるのではなく、「おまとめ」の広告の型(写真と、支払いをまとめて考えるという伝え方)を土台に、1か所だけを変えたものにします。9月の検証で、切り口ごと変えた広告は3つとも入口で及ばなかったためです。

1か所だけ変えることで、良くなったときも悪くなったときも、その1か所が理由だと分かります。制作は当社で行い、第1段階の基準の数字と比べて判定したうえで、良ければ次の土台として採用する流れです。

判定は2段です。入口(クリック率)が明らかに弱いものは、登録の件数を待たずに1週間で入れ替えます。入口に差がないものは、3〜4週配信して登録の件数で判定します。

継続 LPについて次にLPへ手を入れる際

前回のレポートでご確認をお願いした2点(費用に関する表記・実績バッジの注釈)は、ご回答をいただき、修正の文言が確定しています。ありがとうございました。

前回お伝えしたとおり、これらの表記の修正は、次に訴求を強化してLPへ手を入れる際にまとめて反映します。いまLPに手を入れると、広告の切り替えによる数字の変化と区別できなくなるためです。

また、前回お伝えしたLPの構成の改修(広告側の打ち手で登録率が戻らない場合に実施)は、9月の検証でクリックの後の登録率が配信対象の見直しで戻ったため、現時点では着手しません。10月中旬の判定で登録率が戻っていない場合に実施します。

05
進め方
Schedule
時期内容対応
9月17日すでにLINEのお友だちの方を配信対象から外す(実施済み)当社
10月2日「おまとめ」の広告に切り替え、基準の数字を取り始める(実施済み)当社
10月中旬基準の数字を判定してご報告。「おまとめ」の型をもとにした次の広告を投入当社
10月下旬以降入口は1週間、登録は3〜4週で判定しながら、広告の入れ替えを続ける当社
11月上旬10月の実績をまとめてご報告当社
10月は、変える箇所を一度に1つに絞り、効果を確かめてから次へ進めます。複数を同時に変えると、どれが効いたのかが分からなくなるためです。