ADVERTISING REPORT

Meta広告 運用レポートと今後の改善計画

不動産購入おまとめローン
対象期間
2025年7月 〜 2026年8月21日
作成日
2026年8月26日
作成
株式会社ビズム
提出先
株式会社中央住地 御中
01
このレポートの要点
Summary

お問い合わせが減っているという体感は、数字でも確認できました。LINE登録の単価は、停止前の水準954円に対し、直近3週は2,832円です。約3倍に上がっています。

比較の基準について、先にお断りしておきます。広告は配信を始めた直後だけ数字が良く出て、その後に落ち着いていくのが通常です。ですので一番良かった月や週を基準にはしていません。停止前の9か月を通算した954円を実力値として、これと比べています。

クリックを取るコスト自体は、落ちていません。1クリックあたり停止前101円に対し、再開後は95円です。広告としての競争力は保たれています。

変わったのは、クリックした方が登録に進む割合です。停止前は10.9%だったものが、直近3週は3.6%です。単価が3倍になった理由は、ほぼここに集約されます。

この割合が下がった理由は3つあり、うち2つは戻せます。訴求を中立化したこと(構造的なもの)、立ち上げにあたり訴求を1つに固定していたこと(打ち手で戻せる)、広告アカウントを作り直して学習がゼロからになっていること(時間で戻る)の3つです。

まず、いま手元にあるクリエイティブから着手します。審査確認まで済ませたものが2点あり、すぐに投入できます。以降の制作やLPの修正を含め、対応はすべて当社側で行います。

なお、8月はもともとご相談が動きにくい時期です。過去の実績でも8月は単価が高く出ています。直近の数字だけで判断せず、打ち手を先に進めたうえで、9月の実績とあわせて評価します。

02
これまでの経緯
Background
第1期 立ち上げ期2025年7月 〜 8月

配信開始の月は登録単価1,097円、2か月目は1,210円でした。開始直後は配信の学習が進んでおらず、単価は高めに出ます。

第2期 安定運用期2025年9月 〜 2026年3月

3か月目の9月に821円まで下がり、以降は700〜1,240円の範囲で推移しました。返済や審査に関する具体的な言葉を前面に出す訴求で運用していた期間です。

この第1期・第2期を通算した954円が、停止前の実力値です。本レポートではこれを比較の基準とします。

第3期 審査対応と配信停止2026年4月 〜 7月2日

4月、広告審査への対応としてLPと広告クリエイティブの表現を大きく見直しました。5月16日に広告アカウントが停止となり、6月は配信を行えていません。

この間、LPの表現を全面的に作り替えるとともに、配信再開の準備を進めました。停止したアカウントと同じ情報を使い続けると再停止につながるため、広告アカウント・計測タグ・掲載ページのドメインをすべて新しいものに切り替えています。この切り替えにより、それまで蓄積してきた配信の学習データはゼロからの再構築となりました。

第4期 再開・立ち上げ期2026年7月3日 〜 8月この期間の報告が本レポート

7月3日に配信を再開しました。再開にあたっては、第3期でご説明したとおり、広告アカウント・計測タグ・掲載ページをすべて新しいものに切り替えたうえでのゼロからの立ち上げとなります。

この状況で複数の訴求を同時に走らせると、仮に再停止となった場合に、どれが原因かを切り分けられません。そのため、審査確認を通した訴求を1つに固定し、配信対象も広めの1パターンとして立ち上げました。この期間は、件数を伸ばすことよりも、中立化した表現で止まらずに配信を続けられるかを見極めることを優先しています。

この50日間、審査による配信停止や広告の非承認は一度も発生していません。目的は達成しています。

第5期 本格運用の再構築2026年9月 〜これから

立ち上げの確認が完了したため、訴求を複数持ち、反応を見ながら入れ替えていく運用へ移行します。具体的な内容は05に記載します。

03
全期間の実績推移
Performance Trend

LINE登録1件あたりの単価の推移です。点線が、停止前の実力値954円です。

2025年7月1,097
2025年8月1,210
2025年9月821
2025年10月1,083
2025年11月1,237
2025年12月955
2026年1月703
2026年2月848
2026年3月950
2026年4月1,633
2026年5月2,017
2026年6月配信停止
2026年7月1,760
2026年8月2,705
点線 = 停止前の実力値 954円(2025年7月〜2026年3月の9か月通算)
年月 消化金額 表示回数 クリック率 表示単価 クリック単価 LINE登録 登録単価
2025年7月51,54814,5572.42%3,541146471,097
2025年8月93,17724,5694.22%3,79290771,210
2025年9月90,32619,4814.55%4,637102110821
2025年10月92,03720,0414.18%4,592110851,083
2025年11月90,33317,8514.05%5,060125731,237
2025年12月92,64719,8304.15%4,67211397955
2026年1月92,11522,8694.51%4,02889131703
2026年2月83,98619,8304.77%4,2358999848
2026年3月92,14819,2184.55%4,79510597950
第1〜2期 通算778,317178,2464.21%4,367104816954
2026年4月81,67119,2353.42%4,246124501,633
2026年5月40,33210,7643.34%3,747112202,017
2026年6月配信停止(5月16日〜7月2日)
2026年7月88,02028,6713.18%3,07096501,760
2026年8月62,21820,3932.89%3,051106232,705
金額は円。2026年8月は8月21日までの実績です。登録単価はLINE登録のみを分母としています。2025年7〜9月に一部あったメール取得は、ご連絡してもつながりにくく、その後LINEへ一本化した経緯があるため、比較の対象外としています。クリック単価は消化金額をクリック数で割った値です。

停止前の9か月を通算すると、登録単価954円、クリック率4.21%、クリック単価104円です。単月では2026年1月の703円が最も良い数字ですが、これは特に良かった月であり、実力値として扱うべきではありません。

あわせて、立ち上げ期のパターンにもご注目ください。2025年7月に配信を始めたとき、最初の2か月は1,097円・1,210円と高く、3か月目の9月に821円まで下がっています。新しく配信を始めると、学習が進むまでは単価が高く出ます。今回も7月3日に新しいアカウントで再スタートしており、現在は2か月目にあたります。

8月の数字の扱いについて

直近の8月は2,705円と、この14か月で最も高い数字です。ただし、この月の数字だけで判断するのは適切ではないと考えています。

過去の実績を見ると、2025年8月も1,210円で、停止前9か月のうち2番目に高い水準でした。住まいのご検討はお盆の前後で動きが鈍りやすく、ご相談そのものが伸びにくい時期にあたります。

本レポートは8月21日までの実績をもとにしていますが、全体の評価は9月の実績とあわせて行います。打ち手(05)には先に着手し、その効果の判定を9月の数字で行う進め方とします。

04
再開後50日で分かったこと
Findings

7月3日から8月20日までを週ごとに並べたものです。この期間は、原因を切り分けられる状態を保つため、LPも広告クリエイティブも配信対象も固定しています。

消化金額 クリック率 クリック単価 LINE登録 登録単価
1週目 7/3 〜 7/921,3934.32%71141,528
2週目 7/10 〜 7/1621,3743.08%95102,137
3週目 7/17 〜 7/2321,3022.67%10892,367
4週目 7/24 〜 7/3021,4253.40%100151,428
5週目 7/31 〜 8/620,0033.71%9182,500
6週目 8/7 〜 8/1320,6982.57%11372,957
7週目 8/14 〜 8/2021,6012.89%10173,086
直近3週 通算62,3023.02%101222,832
分かったこと 1クリックを取るコストは、停止前と変わっていない
停止前(9か月通算)直近3週
表示単価(1,000回あたり)4,3673,050-30%
クリック率4.21%3.02%-28%
クリック単価104円101円ほぼ同じ

クリック率は28%下がりましたが、同時に表示単価も30%下がっているため、1クリックを取るコストは104円から101円で、実質的に変わっていません。

広告としての競争力が落ちたわけではない、ということです。中立化した表現でも、クリックそのものは以前と同じコストで取れています。

分かったこと 2変わったのは、クリックしたあとに登録へ進む割合
停止前(9か月通算)直近3週
クリック数7,510616
LINE登録81622
クリック後に登録へ進む割合10.9%3.6%

クリックを取るコストが同じで、登録に進む割合が3分の1になれば、登録単価はおよそ3倍になります。単価が954円から2,832円へ上がった理由は、ほぼこの1点に集約されます。

この割合が下がった理由は、次の3つが重なっていると考えています。

理由内容見通し
訴求を中立化したこと返済や審査に関する具体的な言葉を、広告とLPの両方から外しました。クリックした方が「自分の求めていた内容だ」と判断する材料が減っています。審査対応の際に、訴求が弱くなる懸念としてお伝えしていた点です構造的なもの
訴求を1つに固定していたこと立ち上げにあたり入れ替えを行っていません。詳細は分かったこと3打ち手で戻せる
アカウントを作り直したこと再開時にご説明したとおり、広告アカウントと計測タグを切り替えています。誰が登録しやすいかの学習データはゼロからの再構築で、前回の立ち上げでも落ち着くまで3か月かかっています時間で戻る
分かったこと 31つの訴求で反応が続く期間は、3〜4週

週ごとの表のとおり、1週目のクリック率4.32%は3週目に2.67%まで下がりました。4週目・5週目に3.40%、3.71%と戻していますが、6週目・7週目は2.57%、2.89%です。

Meta広告は、その広告に反応しそうな方から順に配信していく仕組みです。同じ訴求を出し続けると、反応する方から順に届き終わり、しだいに反応の薄い層へ広がっていきます。今回の数字は、この商材ではその一巡が3〜4週で起きることを示しています。

条件を固定して配信したことで、この周期をはっきり測ることができました。今後どの間隔で訴求を入れ替えるべきかの、直接の根拠になります。

なお、クリックした方がLPを表示できた割合(読み込みの成否)は、この7週間を通じて88〜90%で変わっていません。表示速度やリンクの不具合といった技術的な問題は起きていません。またLPは7月1日以降、一度も変更していません。

05
ここから何をするか
Action Plan

運用の基本設計を切り替えます

立ち上げ期は、条件を固定することに意味がありました。その目的は達成しています。ここからは目的が変わり、登録件数と単価を戻していく段階に入ります。

立ち上げ期(7〜8月)本格運用期(9月〜)
目的止まらずに配信できるかの確認登録件数と単価の回復
訴求の数1つに固定3つを並行、反応を比較
入れ替え行わない(条件固定のため)週ごとに確認し、3〜4週を目安に入れ替え
配信対象広めの1パターンに固定2パターンに分けて反応差を確認

以下、実施する内容をご説明します。順序は効果を切り分けられる順としています。複数を同時に動かすと、どれが効いたのかを判断できなくなるためです。

クリエイティブの制作もLPの修正も、対応はすべて当社側で行います。追加のご費用は発生しません。

また、これらの効果の判定は9月の実績で行います。8月は季節的にご相談が動きにくい時期のため、判断の材料としては9月の数字を用います。着手そのものは今週から進めます。

第1段階 いますぐ実施今週から
訴求を3つに増やす 審査確認まで完了しているクリエイティブが2点、すでに用意されています。ひとつは「知っているかどうかで選択肢が変わる」という切り口、もうひとつは「まず相談から」と入口のハードルを下げる切り口です。現在配信中の1点に加えて投入し、3つの訴求を並行させます。
入れ替えの周期を決める 週ごとに反応を確認し、3〜4週を目安に、下がってきたものから差し替える運用に切り替えます。分かったこと3で測った周期にもとづく設定です。
配信対象を2つに分ける 現在は全国・男女・25〜50歳の1パターンです。年齢層を2つに分けて反応差を確認します。
第2段階 第1段階の結果を見て実施2〜3週間後

3つの訴求で2〜3週間配信し、どの切り口が反応するかを判定します。そのうえで、反応の良かった切り口を軸に、新しいクリエイティブを追加で制作します。

判定の材料が揃ってから制作するため、外れる可能性を抑えられます。逆に、いま同時に何本も投入すると、どれが効いたのか分からないまま配信量だけが分散します。第1段階の結果をご報告したうえで、制作する訴求をお伝えします。

第3段階 第1・第2段階で戻らない場合9月中旬以降

広告側の打ち手を試しても登録率が戻らない場合、LPの構成に手を入れます。想定している内容は次の3点です。改修も当社側で対応します。

  • プライバシーへの配慮と、相談だけでも問題ない旨を、ページ後半のFAQではなく前半に置く
  • ご相談の流れを示す簡単な図を、事例予告の手前に置く(金額や実績の数字は使いません)
  • 同じ写真・同じ文言で7回続くご登録ブロックの、背景写真を2〜3パターンに分ける
別枠 表記の正確さ(反応改善とは別の対応)並行して実施

LPの精査の過程で、実態より強く見える表記が見つかりました。景品表示法の観点で直しておくべき内容です。反応の改善を目的とするものではありませんが、時期を問わず対応しておく必要があります。文言の差し替えと注釈の追加のみで、デザインの変更は伴いません。

箇所内容
訴求項目の1行「資金調達(副業・教育・生活資金)」を「住まいの取得に向けた資金計画」へ。住宅ローンの資金使途は住宅取得が前提のため、実際の使途と異なる説明に見えます
訴求の見出し「どこにもないサポート体制」を、内容を示す見出しへ。他にはないという表示は、根拠資料を求められます
実績バッジ「グループ企業で6000件以上」に集計時点の注釈を追加。同じバッジ内の「600件以上」には注釈があり、非対称になっています
体験談7件各件の下に「※個人の事例です。結果を保証するものではありません」を1行追加
06
進め方
Schedule
時期内容対応
8月下旬クリエイティブ2点を追加投入(3つの訴求へ)/配信対象を2つに分割当社
9月上旬週ごとにクリック率・登録率を確認。訴求ごとの反応差を判定当社
9月中旬判定結果をご報告。反応した訴求で新しいクリエイティブを制作・投入当社
9月下旬表記の修正4点をLPへ反映当社
9月末9月の実績で全体を評価。8月の季節要因を除いた水準を確認し、次の方針をご報告当社
10月以降ここまでで戻らない場合、LP構成の改修を実施当社
毎月月次レポートのご提出当社
クリエイティブの追加とLPの改修を同時に行うと、どちらが効いたのか分からなくなります。立ち上げ期と同じ考え方で、変える箇所を絞りながら順に進めます。
07
ご確認・ご共有をお願いしたい点
Requests

1. ご登録後の数字の共有をお願いします

私どもが把握できるのはLINEご登録までです。ご登録後の個別相談の予約数・面談数・ご成約数は、貴社側でお持ちの数字となります。

お願いする理由は次のとおりです。今回の表現の見直しでは、返済や審査に関する直接的な言葉を外しました。この変更は登録数を減らす一方で、ご登録いただく方の層そのものを変えている可能性があります。単価は上がっていても、ご相談や成約につながる方の割合が上がっていれば、事業全体としては悪化していないという見方もできます。逆に割合も下がっているのであれば、打ち手の優先順位が変わります。

月に一度、予約数・面談数・ご成約数をご共有いただけますと、登録単価だけでなく、ご成約1件あたりの広告費まで通して判断できるようになります。

2. 費用に関する表記の確認

LP上の「融資成立まで費用は一切かかりません」について、貴社にお支払いいただく費用が発生しないことは確認しております。あわせて、住宅ローンのご契約に伴う事務手数料・保証料・登記費用などについても、お客様のご負担が発生しないという理解でよろしいでしょうか。

これらの費用が発生する場合、現在の表記はすべての費用が無料であるように読めるため、注記を1行加える必要があります。事実のご確認をお願いします。

3. 実績バッジの注釈内容の確認

「グループ企業で6000件以上」について、集計時点(2025年12月時点という理解でよいか)と、対象範囲(グループ全社の累計相談件数という理解でよいか)をご確認ください。この内容で注釈を追加します。